益子焼::かおり陶房
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2017/09/29   
うつわの重み


最近の益子陶器市
初めて来ました〜これから手作りのやきものを使って見ようと〜と、いったお客様が多くいらっしゃるようです。


「こちらのものは少し厚め(うつわの厚み)ですね?これはどういったことで?」


「当方の土は昔ながらの益子の土を使っています。

土は自然のものなので、その時々で多少は変化しますが、使っている土は砂分が多く、ろくろで挽く時の土の伸びは、信楽などの土と比べると、悪いです。

また、赤土なので、鉄分が多く、耐火度も低く、高温や長時間で焼くと激しく変形します。
色々と工夫しても、うつわの腰が落ちたり、平らなものがガタガタしたり、円が歪んだりすることもあります。
ゆがみも、自然素材のゆらぎと捉える場合以外は、最小限に抑えたいところです。

使っている土は乾燥、焼きの間に1割2分〜5分ほど縮みます。
縮みながら変形するので、形にもよりますが、適度な厚みがあると変形も少ないようです。

わら灰の入った釉薬を厚めにかけているので、焼いた後、釉薬は厚いガラス層になり、丈夫になりますが、ガラス層が厚い分、重くなります。

また、わら灰入りの釉薬を変化ある色合いにしたいので、高温で時間をかけて焼きます。

耐火度の高い釉薬を焼くのに、耐火度の低い土に釉薬を掛けるので、それに耐えられる胎(うつわの素地)は、厚めなります。

わら灰釉薬と益子の土が自然に成りたいカタチに沿うような、作りになります。
素材の個性をを無視して、とって付けたように、無理にカタチにすると、なんだかチグハグな変な感じのものになっている気がするので、大事にしたいことです。」



そして〜心掛けているのは、「見た目よりも軽い」です。
こうなるには、こちらにも理由があります。
またの機会にお話ししますね〜




posted at 2017/09/29 9:03:20
 
 
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早田かおり
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